「丹波ウッドバレープロジェクト」 の始動

 

圏域の6割を森林が占める丹波では森林が最大の資源です。その人工林の多くが今、伐採時期を迎えています。

脱炭素社会に向けてグリーン成長が叫ばれ、建物の木造化・ 木質化など、身の回りのもの木に変えていくウッドチェンジの流れが起きる中、人工林資源を活かした資源循環型林業、木材関連産業の拡大が期待されています。

今後、木材関連産業のイノベーションに よって持続可能な産業構造の構築を図るとともに、資源・ エネルギーの安定供給、自給率向上をめざしていきます。

 

プロジェクトの趣旨

木材関連産業を循環型地域経済の核と位置づけ、丹波産木材の生産拡大、流通加工の促進、関連産業(襲材、住宅、木工、バイオマス発電等)の裾野拡大を目的に木材関連産業創造ネットワークの形成を図り、新事業創出をめざします。

 

 

プロジェクトがめざす方向性

生活創造産業の創造
丹波産木材を活用したライフスタイルインダストリー(生活創造産業:住宅オフィス、家具、什器、クラフト等)の創造

林業DXによる生産性向上と新規需要網出
スマート林業の推進による自動化・省力化、生産性向上を図るとともに、データバリューチェーンの構築により川下ニーズをリアルタイムで把握し新規需要の創出を促進

バイオマス発電の地産地梢化推進
丹波産木材を活用したバイオマス発霞の推進による管内電力自給率向上をめざし、川上~川下部門の連携強化

クリエイターズ・データバンクの結成とファブラボ(市民工房)の整備
管内4公園(丹波の森公苑、丹波年輪の里、ささやまの森公園、丹波並木道中央公園)等で行っている木工教室・講座等の受講生、指導者等が参加する木エクリエイタ一人材ネットワークを結成し、初心者からプロ・作家までをつなぐ。4公園等の木エスペースをファブラボ、リビングラボ(市民工房)として整備し、製品開発に向けたアイデア・知識交換の場として活用

 

丹波ウッドバレー研究会の開催

丹波産木材を活用したライフスタイル ・インダストリー(生活創造産業)等新産業の創造に向けた交流、情報交換、知識共布の場として立ち上げ、将来的には産学官民による新事業創造の場への発展をめざします。(シリ丹バレー推進協議会第w分科会に認定予定)。

 

想定される参加者

丹波地域の木材、関連産業に関心のある個人・団体、林業家、製材業者、住宅メーカー、卸業者、建築家、木エクリエイター、関経連会員企業から技術者、クリエイタ ー、デザイナー等をゲスト・アドバイザーとして招聘

 

研究テーマ例

・ 心地よく、機能的な木材家具• 8用品の開発、ブランド化

・ 環境と健康に配慮した丹波型木造住宅の検討

・自然共生型オフィス環境の創造(木造化・木質化の推進)

・森のビジネスパーク構想の推進

・林業DXの加速化に向けた技術的検討

 

スケジュール

令和5年度より研究会を隔月で開催予定(年5~6回程度)