お知らせ
たんば女性起業家ネットワーク設立趣意書
-Prospectus for the Tamba Women Entrepreneurs Network-
人口減少が進むなか、地域の持続的発展をめざすには、地域の様々な人が自らの経験や能力を活かして、しごとや社会活動にチャレンジできる仕組みを築いていくことが重要になっています。地域に関わる人々の多様性(ダイバーシティ)が、地域力(問題解決能力)の向上につながるともいえます。
そうしたなか、担い手としての女性の役割に注目が集まっています。それは、しごと、ビジネスの場において、女性の発想や視点がますます重要になっているからです。企業では、女性の企画力を活かしてサービス、製品の開発に取り組むケースが増えてきています。また、ワークライフバランスの推進等働きやすい職場づくりにあたっても女性の声が重視されるようになっています。
一方現在、子育て、介護などによりキャリアを中断し、潜在能力を秘めながらも、しごとから離れている女性の方が数多くおられます。そうした方々がやりたいしごとをできる環境を整備していくことが、女性の自己実現にも、地域社会経済の発展にも重要になっています。
そこで、丹波県民局では女性の起業応援事業として、6年前から女性のためのビジネスプラン作成講座を開講し、女性の起業を後押ししてきました。これまで60名の方が修了され、32名の方が実際起業されるに至っています。そして、女性起業家・起業志望者間で様々な交流が進みつつあります。
今回、地域発のイノベーションを推進するシリ丹バレー推進協議会が設立されたのを期に、この交流の輪をさらに拡大していくため、「たんば女性起業家ネットワーク」(以後ネットワーク)を立ち上げることにしました。
協議会参加機関と連携して、ネットワークに参加する女性起業家・起業志望者間の交流・連携を推進するとともに、育児と起業を両立している女性起業家等ロールモデルの情報発信等を通じて、潜在的な女性起業家の掘り起しを進め、ネットワークの拡大を図ってまいります。
一方、コロナ禍のもと地方回帰の流れが起きるなか、丹波の社会も大きく変わろうとしています。大都市に近接するも、自然豊かな丹波は新たなライフスタイルの創造が可能な‘希望の地’として脚光を浴びつつあります。そして実際に、自らのライフスタイルを実現するために、この地に移住して起業に挑戦する人たちが増えています。大都市では埋もれてしまいそうな夢を、この丹波の地での起業により実現しようとする女性も数多くおられます。
ネットワークでは、「女性が起業しやすい丹波」をキャッチフレーズに、こうした女性移住起業家やこれから移住して丹波での起業に挑む女性への支援にも取り組んでいきます。そして将来、ネットワークは丹波の境界を越えて、女性起業家の交流の輪を拡げていくことをめざしています。
皆様方におかれましては、このような「たんば女性起業家ネットワーク」の趣旨をご理解いただき、ネットワークの設立に積極的なご賛同をお願い申し上げます。
発起人代表 谷水 ゆかり
発起人 幟立 真理
二階堂 薫
植野 さやか
長澤 瑞希
辻 聖子
細川 智子
小林 佳代子
湯山 加奈子
高谷 美智子
大木 玲子
(順不同)
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